スーダン共和国のごみ問題に貢献

当社は、JICA(独立行政法人 国際協力機構)の協力の下、ODA(政府開発援助)事業としてスーダン共和国環境省に対してごみ収集運搬関連車を納入いたしました。

スーダン共和国は、アフリカ第三位の面積を持つ国で、国土の大半がサハラ砂漠です。また人口は同10位と多く、今後も更に増加し続けることが予想されます(2015年時点で総人口における15歳~64歳の割合が約56%、0歳から15歳の割合が40%となっています)。

経済においては、1990年代後半より先進国からの海外投資が進み、GDPも年々上昇しています。しかし、以前から続く内戦によって、インフラ整備が進んでいるとは言えず、課題が多く残ります。

                 

首都ハルツーム

 

特に、衛生環境の悪化が深刻な問題となっています。

首都ハルツームでは街の至るところにごみが散乱し、景観・住環境は決して良いとは言えません。

また、捨てられたごみによって汚染された水が土壌に染み込み、その水を飲んで下痢を起こしてしまうなど、ごみ問題は住民の健康にも影響を及ぼしています。

                 

道端に散乱するごみ

ごみ最終処分場

 

<ごみ問題の要因>

 

①人口の増加によって、ごみの量そのものが増えた
②住民のごみに関する意識が低い
③回収時期・回収場所などのルールが曖昧で、何ヶ月もごみの回収に来ない地域がある
④ごみ収集車や処理場などのインフラ不足

 

当社はこの問題の要因となっているごみの課題に対して貢献すべく、ごみ収集車40台、脱着ボデー車「フックロール®」40台、同コンテナ80個、給水車1台を製造しました。

       

2016年2月には同国への引渡しが完了しています。

      
                                  

納入したごみ収集車

使用中のフックロール®

操作方法の指導

現地作業への技術指導

 

現地作業者への操作方法の説明を終え、現在はアフターフォロー体制も整い、安心してご利用いただいています。

      
      

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